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掲載日 2008年08月30日
名水・銘酒の里 − 澤乃井 小澤酒造
東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、JR青梅線沢井駅前
JR青梅線沢井駅前 -
毎週末雨ばかりが続く。
奥多摩の旧青梅街道、通称「むかし道」を歩く予定だったのだけれど、雨が続いたあとの山道は危険なので、予定を変更して酒蔵見学に出掛けることにした。
都内では澤乃井で名の通っている「小澤酒造」では、毎日無料で酒蔵の見学会を開いている。
小澤酒造に向かうため、JR青梅線の沢井駅で降り立った。民家や食堂などがあるが、ここまで来ると街は静かだ。無人駅の静寂が僻地感を醸し出す。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、JR青梅線沢井駅前
JR青梅線沢井駅前 -
駅前の広場を抜けて、立体交差の交差点を抜けると、小澤酒造が見えてくる。正面は青梅街道に向いているので、駅は裏手に当たる。
木の塀に沿って坂道を下ると、青梅街道に出る。青梅街道を渡り階段を下れば、澤乃井園に着く。酒蔵見学を受付ている、小澤酒造直営のガーデンレストランだ。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、澤乃井園のカウンターバー
澤乃井園のカウンターバー -
今日は生憎の雨。天気がよければ、多摩川の川面を渡る涼しい風吹かれて、うまい酒を飲めるだろう。
澤乃井園には、ガーデンレストランのほか、豆腐料理を出す割烹や、小澤酒造の酒を飲ませるカウンターバーがある。
ちょっと一杯引っ掛けたいところだが、酒造見学のあとの試飲を楽しみ、ここは我慢のしどころ。
予約している酒蔵見学の時間まで、カウンターバーで待たせてもらう。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、小澤酒造 澤ノ井園
小澤酒造 澤ノ井園 -
そろそろ時間が近づいたので、庭に出た。
どこからともなく猫が出てきた。客の残した鮎や岩魚の骨を目当てにしているのだろう。ただ、おこぼれで命をつないでいる猫にしては、身なりがしっかりしている。もしかしたらこの店の住人なのかもしれない。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、小澤酒造 酒蔵の傍
小澤酒造 酒蔵の傍 -
酒蔵は澤乃井園からもう一度青梅街道を渡った向こう側にある。店からの酒蔵に行くための、専用の地下道が設けられている。無料の見学コースなのに、なんだか申し訳ない気分だ。
地下道を抜けると、大きな蔵が見えてきた。その横には茅葺の屋根の民家がある。小澤酒造の観光施設という様子ではない。もしかしたら、社長(蔵元)宅だろうか?
落ち着いた佇まいの竹垣が、気分を盛り上げてくれる。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、小澤酒造 酒蔵見学待合室
小澤酒造 酒蔵見学待合室  -
今一時、待合室で待つ。見学のあとは澤乃井の試飲。目の前に置かれたぐい飲みが恨めしく見えてくる。こんなことなら、カウンターバーで一杯引っ掛けておくべきだった。
待合室に次々と予約客が入ってくる。カップルや親子連れ、そして最後にスペインからの団体客。ワインの世界から日本酒の里へようこそ。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、小澤酒造 酒蔵見学 酒の仕込みの解説
小澤酒造 酒蔵見学 酒の仕込みの解説 -
酒蔵見学には小澤酒造の社員の方が同行され、日本酒の仕込みについて、いろいろな説明をしてくれた。
日本酒にはあまり詳しくないので、とても勉強になる。ワインの国の方々も、通訳を通して質問をしている。とても実直な言葉遣いで対応する説明員の方の所作に、職人気質を見て取れる。
聞けば、ここ沢井には昔から名水の出る井戸があり、その水で仕込んだ酒だから「澤乃井」という銘にしたとのこと。今もその井戸を大切に使い続けていると言う。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、熟成を待つ古酒「蔵守」
熟成を待つ古酒「蔵守」 -
酒蔵の一番奥、10年以上熟成を続ける古酒が並べられていた。「熟成 蔵守」。小澤酒造の社長の思いから作り続けられている酒。 新酒を旨とする日本酒としては珍しい熟成酒。西洋のワインセラーとは違う、和のビンテージ。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、酒蔵の中 今日も深い闇で時を刻む
酒蔵の中 今日も深い闇で時を刻む -
薄暗い蔵の柱に掛けられた時計。
古時計でも装飾品でもない、業務用の時計。でも本当に時間を刻んでいるのは、彼らの歯車である。秋の実りから初冬の新酒の蔵出しまで、毎年変わることのない暦を刻みつつ、新しい歴史を作るかもしれない、熟成酒の成長も見守っている。
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、待ちに待った試飲。ただ酒はうまい(失礼!)
待ちに待った試飲。ただ酒はうまい(失礼!)  -
蔵から出てくると、雨模様の空でさえ眩しい光の世界に見えてくる。
光に幻惑されながら待合室に戻ると、試飲の支度が整えられていた。一人一杯の試飲。待ちに待ったお楽しみタイムの到来である。
今日の銘柄は「純米吟醸生酒 蒼天」。蔵元で飲む酒は格別にうまい。ただ酒だからうまいわけではなさそうだ。やや甘口の生貯の味が口から喉に伝わり、いつの間にか脳内にも侵入してくる。
試飲の一杯ではすまないのが小澤酒造株式会社の策略か。結局カウンターバーに戻って、大吟醸、吟醸、熟成古酒を飲み、気分は天国。お土産に日本酒用の米を磨いたときに出る削り粉を使って作った、焼酎を買ってしまった。(焼酎の名前も「蔵守」らしいが、家に着く前に仲間内で飲みきってしまい、銘柄わからずじまい。)
名水・銘酒の里、東京都西多摩郡奥多摩町沢井 / JR青梅線沢井駅、沢井駅ホームにて
沢井駅ホームにて -
酩酊した足取りで沢井駅に戻る。酔っ払いにはきつい3回の乗換え。電車に乗っている時間は短くても、先へ進むほど本数が少なくなる、東京のローカル線、青梅線。遠くに行かなくても、近くにも天国はあるものだ。
訪ねた店:澤乃井園
試飲の酒:純米吟醸生酒 蒼天
飲んだ酒:大吟醸 梵(ぼん)
飲んだ酒:熟成 蔵守