Sweet Heaven Photograph & Words.
知らない町を歩いてみたい
2017.03.10
2017.03.10 / 高知県高知市県庁前電停付近 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(10.2mm)
訪ねたことのなかった町を訪ねてみたい。今日は四国の高知、徳島を訪ねた。このあたりへの交通手段を調べてみると、LCCの就航はなく、鉄道も何度か乗り継がなくてはならない。もっとも安価な交通手段は高速バスである。所要時間や料金を調べているうちに、偶然にも翌日の往路と、復路にも空席を一つ見つけた。往路は新宿〜高知駅、復路は徳島駅〜新宿駅である。そしてこの路線を結ぶ高知〜徳島の高速バスも予約ができた。本当に急に決めた旅だった。高速夜行バスで前日の夜9時過ぎに新宿駅を出発し、翌朝の7時前には高知駅に降り立った。そして予め調べておいた高知市内のバスで、桂浜を目指す。
2017.03.10 / 高知県高知市桂浜 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(10.2mm)
桂浜は40年ほど前に訪れたことがある。まだ小学校4年生ごろだったはずだ。知り合いの人の旅行に同行させてもらって、高知のホテルに一泊し、桂浜を観光した。その時は遠くの町の砂浜という意識しかなかったから、明確な記憶など一つもない。龍馬像が大きかったような思い出だけが残っている。
2017.03.10 / 高知県高知市桂浜 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(30.6mm)
バス停から龍馬像の裏を抜けて海岸へ降りる。今でこそだたの砂利の海岸だが、龍馬の時代は色とりどりの小石が浜を埋め尽くしていたらしい。大きな岩に鳥が羽を休めている。その岩の陰には、赤い石、緑の石、白い石と当時の痕跡とも思える小石があった。波がこの場所に溜まるのだろう。昔の小石が残っているのではないと思うが。
2017.03.10 / 高知県高知市桂浜 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(10.2mm)
海岸を散歩して、浜の南端、竜王岬の丘へ登った。竜王岬には海津見(わたつみ)神社の竜王宮が祭られている。その近くから土佐湾、太平洋を望む。設置された方位版に、地理的、歴史的なこの場所がらを感じつつ、観光上の事情を垣間見る。
2017.03.10 / 高知県高知市桂浜 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(10.2mm)
この岬の沖に続く馬の背のためだろうか、打ち寄せる波が波打つたびに、その引き波が激しく複雑に流れてゆく。そして雲間からうっすらと差し込む日の光が、その模様の上を反射した。
2017.03.10 / 高知県いの町仁淀河畔(いの電停付近) / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(10.2mm)
この旅は事実上日帰りの旅程である。だから昼間のうちに目的地を回ることにしている。仁淀川も高知で訪ねておきたい場所だった。本来は源流域の清流を訪ねたいのだが、今回は時間がないので市電で行ける下流域へ向かった。高知の中心街から市電で約40分。いの町のいの電停から仁淀川の河畔を訪ねた。
2017.03.10 / 高知県いの町仁淀河畔(いの電停付近) / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(30.6mm)
日本で最も美しいと言われる清流も、ここまで流れてくると普通の河川とあまり変わらない印象だった。いの町は土佐和紙漉きで栄え、現在は製紙業が盛んである。やはり仁淀川の恩恵を受けた土地である。短い滞在の中で、そうした自然に根差した歴史、文化を感じることができて幸運だった。
2017.03.10 / 高知県いの町JR四国土讃線伊野駅 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(10.2mm)
伊野の街並みを抜けて、伊野駅に戻った。ローカル線のホームで電車を待つ。先日訪ねた串木野では鹿児島本線に乗ったけれど、学生の下校時間と重なったため、ものすごく混雑していた。この時刻は11時半頃。ちょうどすいている時間なのだろうか。ローカル線らしい静かな鉄道風景だった。
2017.03.10 / 高知県高知市はりまや町一丁目界隈 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(30.6mm)
再び高知市内に戻る。以前から気になっていた居酒屋で昼飯を食べることにしている。市電で戻れば店の前まで直接行けるのだが、せっかくなので往路は市電、復路はJRを使った。そのため高知駅から市街まで散策がてら歩いてゆく。
2017.03.10 / 高知県高知市帯屋町界隈 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(12.8mm)
高知駅から駅前通りを南下してはりまや橋の手前に来ると、大きなアーケード街がある。道を西に折れてアーケード街を歩いてゆく。そう言えば40年前に高知を訪ねたとき、商店街に何店も並んだサンゴを売る店を見た記憶がある。そのうちの一軒だろうか、店先を覗いてちょっとした土産物を買った。
2017.03.10 / 高知県高知市帯屋町界隈 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(12.8mm)
商店街の中を見物しながら歩く。名物のカツオや皿鉢料理を売りにした居酒屋が多いが、昼間から営業している店は少ない。アーケード街を抜けて、市電の走る通りに出て、お目当ての「葉牡丹」の暖簾をくぐった。
2017.03.10 / 高知県高知市はりまや町一丁目界隈 / Powershot G9x / 10.2-30.6mm(30.6mm)
徳島へ行くバスは16時過ぎ発の予定である。もちろんまだ明るいうちに会計を済ませて、高速バス乗り場へ急いだ。思い付きの旅なので、時間もなければ計画も甘い。町を駆け足で通り過ぎて、酒だけ飲んだ1日だった。徳間へは19時前に着くが、東京に戻るバスの乗り継ぎ時間は短い。夜の街を少し散策して、一杯飲んで帰ることになりそうだ。
旅の機材 〜こぼれ話とカメラの話〜
2017.03.10
2017.03.01 / 資料写真 / Canon EOS 5Ds / EF40mm F2.5 STM
【今回の旅で使用した機材】
 Canon Powershot G9X(10.2-30.6mm、素子対角長1インチ)
高知・徳島の旅はとにかく思いつきで出かけた強行軍だった。前日の昼間に往復のバスを予約して、翌日の夜出発するゼロ泊二日の弾丸旅行。旅の理由は未踏地制覇のみである。だから撮影地の事前調査もなければ、機材の選択もない。バス移動が多いので、荷物もコンパクトにまとめたい。そんなときは信頼性の高いコンパクトカメラに限る。これまで数多くのコンパクトデジカメを使ってきたが、G9xはようやく出会えた安心して使えるコンデジである。大型のセンサーを搭載しているのに、手のひらサイズ。もちろんマニュアル撮影、RAW撮影も可能、寄って撮ればしっかりボケる。低機能のコンデジと携帯電話やスマホの機能差はほとんどないけれど、この手のいわゆる高級コンデジは、しっかっりした仕様のため、モバイルデバイスのカメラとは一線を画した写真が撮れるのである。だからデジタル一眼を持ってゆくことはできないけれど、撮るならしっかり撮りたいというユーザ向けのカメラなのである。基本性能が高いので、どう使ってもキレイな写真は撮れるけれど、被写体、撮影条件をしっかり見極めないと、本来の性能を引き出して、絵を決めることはできない。そしてやっぱり、ハイキー側の色のりが軽いような気がしてならない。このあたり、撮影の際にも十分注意して使いたいし、出来れば状況を救済(?)できるように現像技術も磨いてゆきたい。