爽やかな朝、少しさびしく暖かい街の夕暮れ、今生きている時間の中で、その場にあるはずなのに失ってしまったものがどれほどあることか。24時間心地よい生活など存在はしない。しかし24時間苦痛に満ちた生活もないはずだ。朝目覚めて、会社に行き、仕事をして、昼食に街を歩き、また仕事をして、夕方も仕事を続け、暗くなってから帰宅し、食事をして、風呂に入り、寝る。その中で心地よさを感じる時間はどれほどあるだろうか。昔の生活ならば、どこかで自然の光や風を感じる瞬間があったはずだ。それが街の風であっても、里の空気であっても、何かしら自然とのつながりと心地よさ、安心を感じる時間があったはずだ。この空虚感はそれらを失ったがゆえの感覚なのだろうか。














